ピークオイルとは
日本では、ピークオイルについて報道されることがなぜかなかったので議員でも一般人並にこのことについて知らない。
未だに、道路や橋やダムをつくることを誓約していたりするが無駄使いもいいところ。食糧、エネルギー自給をしなければいけないが日本に残された時間は少ない。
EUもアメリカも中国も目の色を変えたように自然エネルギーの導入拡大を急いでいる。2015年にも石油の輸出が止まる可能性も言われていてみな必死だ。のんきなのは日本だけ。
自然エネルギーの導入拡大が進まなければ、日本は終わりだというのに。
原発について感じること。
原発事故を、交通事故と比べて、たいしたことがないという方がいるが
それは、比較がおかしいと思う。放射能汚染によって国土そのものが使えなくなってしまうのだから。たまたま今回の事故は福島で偏西風帯にある日本にとって海に向かって風が吹くことがほとんどだったのでこのぐらいの汚染で済んだ。もし九州電力の玄海原発の事故だったら、偏西風に放射性物質が乗り、日本列島は隈なく汚染され、住めない場所になってしまうだろう。
原発のエネルギー収支はどうなのだろうか。使用済み核燃料の冷却に使うエネルギーはどのぐらいなのだろうか?、原発は、外部からのエネルギーがなければ、自身をコントロールできず爆発してしまうことも分かった。石油の輸入が止まった時にこんなものを残しておいていいとはとても思えない。いいかげんに目を覚ましてほしい。
もうすぐ、車社会は終わる。エネルギーを出来るだけ使わずに、快適に便利に暮らすこともできる。必要なものと必要ないものを見極める目を皆が早く持ってほしいと思う。
エネルギー問題について纏まっているサイト
新クラッシュコース(英語)
旧クラッシュコース(英語)
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2011年03月30日
0.00009ミリシーベルトという低線量で白血病リスクが2倍

0.00009ミリシーベルトという低線量で白血病リスクが2倍に
ドイツ政府の調査資料より
ガンの確率がホンのちょっと上がるだけなんていう事をいう医者は信用しないほうがいい。
今後、5年後ぐらいから今回放射能を浴びた子どもたちが死にはじめる。
自然放射能と同列には見るべきではない。
2011年03月30日
国立がんセンターのデマ会見・・・2桁もデーター改鼠

http://ni0615.iza.ne.jp/blog/entry/2218263/
なお、緊急記者会見中に例示されていたとおり、
210ベクレル/リットルの水道水を216リットルを飲んだとすれば、
原子力安全委員会の実効線量係数を使えば、
乳児の実効線量は、
実効線量
=2.8×10-3ミリシーベルト/ベクレル×210ベクレル/リットル×216リットル
=1.27 × 10+5 × 10-3
=127 ミリシーベルト
にもなって、
通常人のリミットである1ミリシーベルトの127倍、
「放射線安全主義者」の皆さんが放射線急性傷害発生の境目だという、100ミリシーベルトも軽く超えてしまうのです。
まったくムチャクチャな内容の記者会見です。
2桁も、国民に伝えるべきデータを改竄していたのです。
※意図的な改竄でないとしたら、
理事長らは、飲食物の暫定規準算出の基礎となっている
原子力安全委員会の基本文書を全く読んでない、
ということを示しています。
※基本文書とは、
■「原子力施設等の防災対策について」原子力安全委員会
http://www.nsc.go.jp/shinsashishin/pdf/history/59-15.pdf
5-2 防護対策(抜粋)⑤ 飲食物摂取制限について
5-3 防護対策のための指標(3) 飲食物の摂取制限に関する指標
■同付属資料14 「飲食物摂取制限に関する指標について」
第39回原子力発電所等周辺防災対策専門部会(平成12年4月14日)
■「環境放射線モニタリング指針」平成 20年 3月原子力安全委員会
http://www.nsc.go.jp/anzen/sonota/houkoku/houkoku20080327.pdf
です。
2011年03月29日
『被曝治療83日間の記録』
【視聴・拡散】NHK スペシャル『被曝治療83日間の記録』 JCO東海村事故の治療記録。
http://vimeo.com/21545147
YouTubeで前に見た記憶があるのですが、消されてしまったようでした。
ここも消されないことを祈ります。
http://vimeo.com/21545147
YouTubeで前に見た記憶があるのですが、消されてしまったようでした。
ここも消されないことを祈ります。
2011年03月29日
つらいニュース・・・私は電力会社を許せない
福島の野菜農家が自殺 摂取制限指示に「もうだめだ」
http://t.asahi.com/1t47
中国電力社長、上関原発推進
http://mainichi.jp/select/biz/news/20110329k0000m020116000c.html
土壌汚染「チェルノブイリ強制移住」以上
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20110328000068
2011年03月29日
放射性物質の表面濃度と総計のシミュレーション
ノルウェーの国立気象研究所が、ヨウ素(I 133)、セシウム(Cs 137)、キセノン(Xe 133)の表面濃度と総計のシミュレーションをだしています。リンク先はセシウムの総量ですが、他のものは > 印をクリックするとそれぞれ見ることができます。かなり重いというか、遅いので動きだすまで待って下さい。ノルウェーはEUに加盟しておらず、中立を貫いてますので、EUからの余計な圧力もなく信頼性が高いと思います。
シュミレーション動画は常に二日後までの予測をおこなっています
http://transport.nilu.no/browser/fpv_fuku?fpp=conccol_Cs-137_;region=Japan
シュミレーション動画は常に二日後までの予測をおこなっています
http://transport.nilu.no/browser/fpv_fuku?fpp=conccol_Cs-137_;region=Japan
2011年03月29日
2011年03月26日
政府、マスコミが流さない原発情報源(覚書)動画チャンネル
覚書です。
随時加えて行く予定です。以前に配信されたものも見ることが出来ます。
ビデオニュース・ドットコム USTREAM局(無料)
http://www.ustream.tv/channel/videonews-com-live
http://www.ustream.tv/channel/videonews-com-live2
ビデオニュース・ドットコム有料(月500円 値段以上の価値あり)原発関係は無料放送中です。
http://www.videonews.com/
原子力資料情報室 USTREAM局(無料)
http://www.ustream.tv/channel/cnic-news
岩上安身チャンネル 東電と保安院の会見 USTREAM局(無料)2画面
http://www.ustwrap.info/multi/3532343::6599253
上関原発埋め立て工事中継 陸からと海から USTREAM局(無料)2画面(地震後中継が止まってます)
http://www.ustwrap.info/multi/7222191::7083136
FM797京都三条ラジオカフェのUstream
http://www.ustream.tv/channel/fm797-radiocafe-live-program-from-kyoto
随時加えて行く予定です。以前に配信されたものも見ることが出来ます。
ビデオニュース・ドットコム USTREAM局(無料)
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http://www.ustwrap.info/multi/3532343::6599253
上関原発埋め立て工事中継 陸からと海から USTREAM局(無料)2画面(地震後中継が止まってます)
http://www.ustwrap.info/multi/7222191::7083136
FM797京都三条ラジオカフェのUstream
http://www.ustream.tv/channel/fm797-radiocafe-live-program-from-kyoto

2011年03月25日
必見! 日本の大問題。
【特別番組】あえて最悪のシナリオとその対処法を考える
http://www.ustream.tv/recorded/13551476
なぜ警告を続けるのか〜京大原子炉実験所・”異端”の研究者たち〜
http://video.google.com/videoplay?docid=2967840354475600719#
原発導入のシナリオ ~冷戦下の対日原子力戦略~
http://video.google.com/videoplay?docid=-584388328765617134&h#
http://www.ustream.tv/recorded/13551476
なぜ警告を続けるのか〜京大原子炉実験所・”異端”の研究者たち〜
http://video.google.com/videoplay?docid=2967840354475600719#
原発導入のシナリオ ~冷戦下の対日原子力戦略~
http://video.google.com/videoplay?docid=-584388328765617134&h#

2011年03月25日
覚書 暫定基準値について
原発事故で大量の放射性物質が大気中に放出され、各地で水道水や野菜などに汚染が広がっているようです。
そもそも、基準値の○倍とか報道されていますが、今回はその”基準値”のカラクリについてちょっと書きます。
新聞記事を読んでみると、
■水道水は乳児向けの厳しい基準
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110323/dst11032319290049-n1.htm
厚生労働省が示している食品の摂取制限に関する暫定基準値では、放射性ヨウ素は飲料水と牛乳・乳製品1キロ当たり300ベクレル。しかし、1歳未満の乳児については、食品の安全基準などを定める政府間機関「コーデックス委員会」が定めた国際規格に基づき、成人より甲状腺がんなどのリスクが高く影響を受けやすいとして、基準を通常の300ベクレルよりも厳格化し、100ベクレルとしている。
==========記事転載ここまで
■飯館村の雑草265万ベクレル 福島、野菜を大幅上回る
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/2011032401000495.htm
文部科学省は24日、福島県内で採取した雑草から検出した放射性物質の調査結果をまとめ、福島第1原発の北西約40キロの飯館村で20日に採取した雑草の葉から1キログラム当たりヨウ素254万ベクレル、セシウム265万ベクレルを検出したと発表した。
食品衛生法で定められた暫定基準値は、ヨウ素が1キログラム当たり2千ベクレル、セシウムが同500ベクレル。厚生労働省によると、飯館村で採取された野菜からは1キログラム当たりヨウ素1万7千ベクレル、セシウム1万3900ベクレルが検出されたものもあるが、雑草からの検出量はこれを大幅に上回る。
文科省の発表によると、原発から約25~45キロの複数地点で18日から21日に採取した雑草の葉から1キログラム当たりヨウ素3万6千~254万ベクレル、セシウム1万100~265万ベクレルを検出した。
飯館村では、20日に採取した土壌からも土1キログラム当たりヨウ素117万ベクレル、セシウム16万3千ベクレルが検出された。
==========記事転載ここまで
記事をよく読むと、基準値は「暫定基準値」となっています。
実はこの、「暫定基準値」というのがクセモノです。
日本の水道水の基準値は、今回の原発事故前までは10ベクレル/Lが基準値でした。
ところが、福島原発事故後の3月17日に、突然この基準値が変更されることになりました。
3月17日に厚生労働省から食安発0317第3号が発令されました。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001558e-img/2r9852000001559v.pdf
「当分の間、別添の原子力安全委員会により示された指標値を暫定規制値とし、これを上回る食品については、食品衛生法第6条第2号に当たるものとして食用に供されることがないよう販売その他について十分処置されたい。」
ということで、現在報道されている”基準値”というのは、原子力安全委員会が出した数値を、「暫定基準値」として使っているのです。
ですから、水道水へ含まれる放射性ヨウ素の基準値が、10ベクレル→300ベクレルに、突然30倍にもなった訳です。
つまり、水道水が通常の30倍以上汚染されないと「基準値以下」ということになるのです。
新聞では「コーデックス委員会が定めた国際規格に基づき基準値を決めた」となっていますが、コーデックスの国際規格によると、食べ物に含まれる放射性ヨウ素の基準値は100ベクレル/L。
出典:CODEX:食料と飼料における汚染と毒素に関する一般基準
"CODEX GENERAL STANDARD FOR
CONTAMINANTS AND TOXINS IN FOOD AND FEED"
http://www.codexalimentarius.net/web/more_info.jsp?id_sta=17
英語ですが37頁にヨウ素131「131I(Iodine)」が100ベクレルであることが記載されています。
ところが、原子力安全委員会が出した、野菜の放射能汚染の「暫定基準値」は2000ベクレル/Kgです。
コーデックス基準値のなん20倍!
野菜がコーデックス基準値の20倍以上汚染されないと、これも暫定基準値以下となる訳です。
原子力安全委員会が、通常よりもはるかにユルユルの「暫定基準値」なるものを設定しているというのがカラクリです。
こういう数字を”暫定的に”安全基準としているのだから、お役人さんも歯切れが悪いです。
汚染水道水で「情報開示」を押し付け合い 危険な濃度は口つぐむ
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110323/plc11032323440017-n1.htm
飯館村の雑草265万ベクレル 福島、野菜を大幅上回る
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/2011032401000495.htm
文部科学省は24日、福島県内で採取した雑草から検出した放射性物質の調査結果をまとめ、福島第1原発の北西約40キロの飯館村で20日に採取した雑草の葉から1キログラム当たりヨウ素254万ベクレル、セシウム265万ベクレルを検出したと発表した。
食品衛生法で定められた暫定基準値は、ヨウ素が1キログラム当たり2千ベクレル、セシウムが同500ベクレル。厚生労働省によると、飯館村で採取された野菜からは1キログラム当たりヨウ素1万7千ベクレル、セシウム1万3900ベクレルが検出されたものもあるが、雑草からの検出量はこれを大幅に上回る。
文科省の発表によると、原発から約25~45キロの複数地点で18日から21日に採取した雑草の葉から1キログラム当たりヨウ素3万6千~254万ベクレル、セシウム1万100~265万ベクレルを検出した。
飯館村では、20日に採取した土壌からも土1キログラム当たりヨウ素117万ベクレル、セシウム16万3千ベクレルが検出された。
2011年03月24日木曜日
河北新報社
===============記事転載ここまで
コーデックスの国際基準値でいうなら、食品に含まれる放射性ヨウ素131は100ベクレル/Kgが基準値なので、
今回検出された254万ベクレルは、
原子力安全委員会の出した「暫定基準値」と比較すると1270倍。
通常基準値と比較すると2万5千倍になります。
いま報道で使われている”基準値”というのは原発事故後に出された「暫定基準値」と比較していると言うことを理解しておく必要があると思います。
**************
コーデックスが基準値を定めた根拠についての情報ではないのですが…。
コーデックスとはどういう組織かについては情報があります。
ご存知かどうか…。
http://www.youtube.com/watch?v=spoucYXa3-A
コーデックスはそもそも業界(巨大薬品企業、巨大化学企業、巨大バイテク
企業、巨大アグリビジネス企業、巨大医療企業)の利益保護のための基準で
あって、決して市民の健康・安全を守るためにつくられたものではない、
ということが上記の映像の中で力説されています。
日本の有機JAS規格もこのコーデックスの圧力でつくられており、
そのせいで、あんなユルユルの基準になっているらしいです。
だからコーデックスの基準は当てにならないと思います。
でも、そのユルユル基準すら、もう今の日本でははるかに上回って
しまっているのですね……

そもそも、基準値の○倍とか報道されていますが、今回はその”基準値”のカラクリについてちょっと書きます。
新聞記事を読んでみると、
■水道水は乳児向けの厳しい基準
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110323/dst11032319290049-n1.htm
厚生労働省が示している食品の摂取制限に関する暫定基準値では、放射性ヨウ素は飲料水と牛乳・乳製品1キロ当たり300ベクレル。しかし、1歳未満の乳児については、食品の安全基準などを定める政府間機関「コーデックス委員会」が定めた国際規格に基づき、成人より甲状腺がんなどのリスクが高く影響を受けやすいとして、基準を通常の300ベクレルよりも厳格化し、100ベクレルとしている。
==========記事転載ここまで
■飯館村の雑草265万ベクレル 福島、野菜を大幅上回る
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/2011032401000495.htm
文部科学省は24日、福島県内で採取した雑草から検出した放射性物質の調査結果をまとめ、福島第1原発の北西約40キロの飯館村で20日に採取した雑草の葉から1キログラム当たりヨウ素254万ベクレル、セシウム265万ベクレルを検出したと発表した。
食品衛生法で定められた暫定基準値は、ヨウ素が1キログラム当たり2千ベクレル、セシウムが同500ベクレル。厚生労働省によると、飯館村で採取された野菜からは1キログラム当たりヨウ素1万7千ベクレル、セシウム1万3900ベクレルが検出されたものもあるが、雑草からの検出量はこれを大幅に上回る。
文科省の発表によると、原発から約25~45キロの複数地点で18日から21日に採取した雑草の葉から1キログラム当たりヨウ素3万6千~254万ベクレル、セシウム1万100~265万ベクレルを検出した。
飯館村では、20日に採取した土壌からも土1キログラム当たりヨウ素117万ベクレル、セシウム16万3千ベクレルが検出された。
==========記事転載ここまで
記事をよく読むと、基準値は「暫定基準値」となっています。
実はこの、「暫定基準値」というのがクセモノです。
日本の水道水の基準値は、今回の原発事故前までは10ベクレル/Lが基準値でした。
ところが、福島原発事故後の3月17日に、突然この基準値が変更されることになりました。
3月17日に厚生労働省から食安発0317第3号が発令されました。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001558e-img/2r9852000001559v.pdf
「当分の間、別添の原子力安全委員会により示された指標値を暫定規制値とし、これを上回る食品については、食品衛生法第6条第2号に当たるものとして食用に供されることがないよう販売その他について十分処置されたい。」
ということで、現在報道されている”基準値”というのは、原子力安全委員会が出した数値を、「暫定基準値」として使っているのです。
ですから、水道水へ含まれる放射性ヨウ素の基準値が、10ベクレル→300ベクレルに、突然30倍にもなった訳です。
つまり、水道水が通常の30倍以上汚染されないと「基準値以下」ということになるのです。
新聞では「コーデックス委員会が定めた国際規格に基づき基準値を決めた」となっていますが、コーデックスの国際規格によると、食べ物に含まれる放射性ヨウ素の基準値は100ベクレル/L。
出典:CODEX:食料と飼料における汚染と毒素に関する一般基準
"CODEX GENERAL STANDARD FOR
CONTAMINANTS AND TOXINS IN FOOD AND FEED"
http://www.codexalimentarius.net/web/more_info.jsp?id_sta=17
英語ですが37頁にヨウ素131「131I(Iodine)」が100ベクレルであることが記載されています。
ところが、原子力安全委員会が出した、野菜の放射能汚染の「暫定基準値」は2000ベクレル/Kgです。
コーデックス基準値のなん20倍!
野菜がコーデックス基準値の20倍以上汚染されないと、これも暫定基準値以下となる訳です。
原子力安全委員会が、通常よりもはるかにユルユルの「暫定基準値」なるものを設定しているというのがカラクリです。
こういう数字を”暫定的に”安全基準としているのだから、お役人さんも歯切れが悪いです。
汚染水道水で「情報開示」を押し付け合い 危険な濃度は口つぐむ
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110323/plc11032323440017-n1.htm
飯館村の雑草265万ベクレル 福島、野菜を大幅上回る
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/2011032401000495.htm
文部科学省は24日、福島県内で採取した雑草から検出した放射性物質の調査結果をまとめ、福島第1原発の北西約40キロの飯館村で20日に採取した雑草の葉から1キログラム当たりヨウ素254万ベクレル、セシウム265万ベクレルを検出したと発表した。
食品衛生法で定められた暫定基準値は、ヨウ素が1キログラム当たり2千ベクレル、セシウムが同500ベクレル。厚生労働省によると、飯館村で採取された野菜からは1キログラム当たりヨウ素1万7千ベクレル、セシウム1万3900ベクレルが検出されたものもあるが、雑草からの検出量はこれを大幅に上回る。
文科省の発表によると、原発から約25~45キロの複数地点で18日から21日に採取した雑草の葉から1キログラム当たりヨウ素3万6千~254万ベクレル、セシウム1万100~265万ベクレルを検出した。
飯館村では、20日に採取した土壌からも土1キログラム当たりヨウ素117万ベクレル、セシウム16万3千ベクレルが検出された。
2011年03月24日木曜日
河北新報社
===============記事転載ここまで
コーデックスの国際基準値でいうなら、食品に含まれる放射性ヨウ素131は100ベクレル/Kgが基準値なので、
今回検出された254万ベクレルは、
原子力安全委員会の出した「暫定基準値」と比較すると1270倍。
通常基準値と比較すると2万5千倍になります。
いま報道で使われている”基準値”というのは原発事故後に出された「暫定基準値」と比較していると言うことを理解しておく必要があると思います。
**************
コーデックスが基準値を定めた根拠についての情報ではないのですが…。
コーデックスとはどういう組織かについては情報があります。
ご存知かどうか…。
http://www.youtube.com/watch?v=spoucYXa3-A
コーデックスはそもそも業界(巨大薬品企業、巨大化学企業、巨大バイテク
企業、巨大アグリビジネス企業、巨大医療企業)の利益保護のための基準で
あって、決して市民の健康・安全を守るためにつくられたものではない、
ということが上記の映像の中で力説されています。
日本の有機JAS規格もこのコーデックスの圧力でつくられており、
そのせいで、あんなユルユルの基準になっているらしいです。
だからコーデックスの基準は当てにならないと思います。
でも、そのユルユル基準すら、もう今の日本でははるかに上回って
しまっているのですね……

2011年03月24日
放射能除去に効果を発揮する植物
思った以上に土壌汚染が進んでいるようで、憂鬱でしたが
すごい情報が入ってきたので転載します。
農業を諦めずに済みそうです。
***************
放射能除去に効果を発揮する「ヒマワリ」
世界一受けたい授業で紹介昆虫や動物の能力や性質を活かし最新技術に取り入れることで「人類の生活はもっと豊かになる」
筑波大学付属小学校:鷲見辰美いわく
自然が生んだ驚異の発明
●放射能除去に効果を発揮する植物
それは「ヒマワリ」
土壌の放射性物質を根から吸収する能力がいくつかの植物にある事が分かった
なかでもヒマワリの吸収率が最も高い
危険性がなくなるまで30年以上かかる土壌の放射性物質をわずか20日で95%以上も除去
http://www.ceri.go.jp/contents/news/20110322.html
補足の趣旨
本解説は、重金属による土壌汚染対策手法のひとつとして植物の重金属吸収能力を利用した浄化方法について紹介したものです。
本解説中(寒地土木研究所月報第646号43ページ左下から4行目~右上から3行目)に「上記の5種類以外にも放射性物質を吸収する能力も研究されており、チェルノブイリ原子力発電所爆発事故の検討例は注目されている。成果の概要はヒマワリがセシウム137を根に、ストロンチウム90を花に蓄積することが判明し、危険性が失われるまで30年以上かかる放射性物質を20日間で95%以上も除去できる能力を有する結果が得られている。」との記述があり、多くの方から放射能汚染の除去方法として引用されているようです。
この記述に関し、簡潔な記述としてしまったために本来の意図とは異なる受け止められ方をされる恐れがありますので、補足いたします。
補足内容
当該箇所は、植物による土壌中の放射性物質の吸収の研究事例を紹介したものです。
ここで紹介した事例は、植物が一部の放射性物質を土壌から吸収して、その植物の体内に蓄積させることを除去と表現したものであり、放射性物質を分解したり消滅させたりするものではありません。空気中や根の届かない範囲の放射性物質に対する効果は期待できませんし、全ての放射性物質に効果があるかどうかも不明です。
繰り返しになりますが、紹介した事例は、放射性物質を土壌中から吸収して植物体内に蓄積されるものであり、放射性物質を消滅させるものではありません。また、土壌の浄化には、植物の除去・運搬などの処理を行う必要があります。植物を植えたから問題が解決するというものではなく、その処理まで含めた対応が必要であることに御留意いただきますようお願いします。
*****************
かまなかです
チェルノブイリでは菜の花に土壌の
放射性物資を吸収させ、菜種油には
放射性物質が入らないのでこれをバイオ燃料
絞った滓と本体からバイオガスを取り出し
最後に残った残渣を放射性物質として隔離する
プロジェクトをチェルノブイリ救援基金名古屋
が取り組んでいます。
取り急ぎです
すごい情報が入ってきたので転載します。
農業を諦めずに済みそうです。
***************
放射能除去に効果を発揮する「ヒマワリ」
世界一受けたい授業で紹介昆虫や動物の能力や性質を活かし最新技術に取り入れることで「人類の生活はもっと豊かになる」
筑波大学付属小学校:鷲見辰美いわく
自然が生んだ驚異の発明
●放射能除去に効果を発揮する植物
それは「ヒマワリ」
土壌の放射性物質を根から吸収する能力がいくつかの植物にある事が分かった
なかでもヒマワリの吸収率が最も高い
危険性がなくなるまで30年以上かかる土壌の放射性物質をわずか20日で95%以上も除去
http://www.ceri.go.jp/contents/news/20110322.html
補足の趣旨
本解説は、重金属による土壌汚染対策手法のひとつとして植物の重金属吸収能力を利用した浄化方法について紹介したものです。
本解説中(寒地土木研究所月報第646号43ページ左下から4行目~右上から3行目)に「上記の5種類以外にも放射性物質を吸収する能力も研究されており、チェルノブイリ原子力発電所爆発事故の検討例は注目されている。成果の概要はヒマワリがセシウム137を根に、ストロンチウム90を花に蓄積することが判明し、危険性が失われるまで30年以上かかる放射性物質を20日間で95%以上も除去できる能力を有する結果が得られている。」との記述があり、多くの方から放射能汚染の除去方法として引用されているようです。
この記述に関し、簡潔な記述としてしまったために本来の意図とは異なる受け止められ方をされる恐れがありますので、補足いたします。
補足内容
当該箇所は、植物による土壌中の放射性物質の吸収の研究事例を紹介したものです。
ここで紹介した事例は、植物が一部の放射性物質を土壌から吸収して、その植物の体内に蓄積させることを除去と表現したものであり、放射性物質を分解したり消滅させたりするものではありません。空気中や根の届かない範囲の放射性物質に対する効果は期待できませんし、全ての放射性物質に効果があるかどうかも不明です。
繰り返しになりますが、紹介した事例は、放射性物質を土壌中から吸収して植物体内に蓄積されるものであり、放射性物質を消滅させるものではありません。また、土壌の浄化には、植物の除去・運搬などの処理を行う必要があります。植物を植えたから問題が解決するというものではなく、その処理まで含めた対応が必要であることに御留意いただきますようお願いします。
*****************
かまなかです
チェルノブイリでは菜の花に土壌の
放射性物資を吸収させ、菜種油には
放射性物質が入らないのでこれをバイオ燃料
絞った滓と本体からバイオガスを取り出し
最後に残った残渣を放射性物質として隔離する
プロジェクトをチェルノブイリ救援基金名古屋
が取り組んでいます。
取り急ぎです
2011年03月24日
放射能漏れに対する個人対策

放射能漏れに対する個人対策
(http://www.irf.se/~yamau/jpn/1103-radiation.html)
=== 転載自由(source code をそのままコピーして下さい) ===
放射能に関して、 放射線医学総合研究所(事故対策本部に加わった組織)を始めとして、多くのメディアや研究者が
『現在の放射能の値は安全なレベルである』
という談話を発表していますが、残念ながら、どの組織も
『どこまで放射線レベルが上がったら行動を起こすべきか(赤信号と黄信号)』
を発表していません。これでは近隣地域の人々の上安を払拭する事は出来ないと思います。行動を必要とする危険値や警戒値を語らずに『安全です』と言ってそれは情報とは全く言えないからです。これは我々が取り扱っている宇宙飛翔体での管理についても言える事です(その為に宇宙天気予報があります)。
そこで、少々荒っぽいですが、 放射能と風向きの観測値 に基づく行動指針を概算してみました。科学的に厳密な予測は気象シミュレーションや拡散条件など多分野に渡る計算を必要として、短い時間にはとても出来ないので、多少の間違いもあるかも知れませんが、緊急時ですので概算をここに公表します(3月22日現在)。
先ず第一に、刻々と変化する放射能に対してどう判断するかです。色々な研究所が上限値を出していますが、これが総量である事が問題です。というのも測定値は1時間当たりの値だからです。とりあえず、総量100ミリSv(Svはシーベルト)という数字で考えてみます。この数字は原子力関係者が緊急時に受けて良いとされる政府基準・東電基準で(政府は今回に限り250ミリSvに引き上げた。ちなみに 国際基準 は原子力従事者で500〜1000ミリSvで、一般人で20〜100ミリSvです)、更に妊婦を除く大人が受けても概ね大丈夫と科学的に示されている値でもあります( R.L. Brent の2009年のレビュー論文を参照)
居住地付近での悪化に気がついてから脱出まで半日かかるとして、かつ状況が刻々と悪くなる事を考慮すれば、危険値は100時間で割るのが妥当ですから、
(1) 居住地近くで1000マイクロSv/時(=1ミリSv/時)に達したら、緊急脱出しなければならない = 赤信号。
という事になります。しかしながら、この値になって行動すると云う事はパニックを意味します。現在の値の変動幅を見るに、一桁の余裕を見れば数日の余裕があると考えられます。逆に言えば、1割以下の量を超えた段階で行動を開始するのが妥当で、
(2) 居住地近くで100マイクロSv/時(=0.1ミリSv/時)に達したら、脱出の準備を始めた方が良い = 黄信号。
という事になります。
第2に、妊婦に関する特別な考慮です。事故対策本部の放射線医学総合研究所に100ミリSv(総量)で大丈夫とありますが、これは正確ではありません。上にあげた R.L. Brent のレビュー論文(2009年)によると、100ミリSv(総量)というのは、1%以上の人が影響を受ける値です。つまり、安全値というより、むしろ、これを越えると有為な差があるという危険値です。では大人に比べてどのくらい考慮しなければならないか? 論文の Figure 4 を見ると、妊娠初期で危険値が低くなっていて、妊娠後期に比べて3割程度の放射線で赤ちゃんに同じ障害が出ています。(ちなみに、妊娠後期以降は大人に至るまで大差はないという事のようです)。という事は、大人の場合の3割(30ミリSv)を目安にするのが妥当で、
(3) 妊娠初期(妊娠かどうか分からない人を含めて)の場合、居住地近くで300マイクロSv/時(=0.3ミリSv/時)に達したら、緊急脱出しなければならない = 赤信号。
(4) 妊娠初期(妊娠かどうか分からない人を含めて)の場合、居住地近くで30マイクロSv/時(=0.03ミリSv/時)に達したら、脱出の準備を始めた方が良い = 黄信号。
となります。
逆に言えば、(2)や(4)の1割以下(居住地近くでの値が、普通の人で10マイクロSv/時、妊娠初期の人で3マイクロSv/時)なら安心して良い事になります。ちなみに、放射能の影響は、細胞分裂の活発な若い人ほど深刻だと思われている(注:未確認ですので情報を持っている人はお教え下さい)ので、乳幼児や子供は妊婦と大人の中間になります(上記論文の表4参照)。
第3に、距離との関係です。チェルノブイリで問題になったのは事故現場からの直接放射でなく、そこで発生した高濃度の放射性噴煙が移動しながら出す放射線でした。福島原発も、レベルは違うものの放射性ダストを外に出しています。というのも、燃料棒が壊れて、しかも開放弁を通して外気に直接触れているからです。水を被っていない燃料棒は、表面から放射性ダストを出し続けます。その速さは一定でなく、焚き火での焼けぼっくいと同じように、小さな崩壊(爆発)を繰り返して、それが放射能の濃淡を作ります。開放弁から出て行く時も同じで、発電所から出て行く時も同じです(最悪の場合は爆発という形ですが、今はそれは考えていません)。更に一旦ダストが風に乗ると、その濃淡は距離と共に強くなるのが普通です。この手のマイクロスケールの濃淡(いま問題になっているのは高濃度部分です)は自然界では普通に起きている事です。この高濃度ダストが風に運ばれる事のリスク計算がありません。
地表と違って上空100mを越えると風は安定的にかなりの速さで吹く事が多くあります(山などで風を感じないのは、どんなに標高が高くてもそこが地表だからです)。その場合、地表から数百メートル以上の高さ(ダストが届き得る高さ)では10m/秒(時速約40km)という見積もりが良く(10km上空は最大50〜100m/秒です)、この速度だと、高濃度の放射性ダストは(サイズにもよりけりだけど)数時間は拡散せずに放射能を出し続けます。一部の人が言っているように距離の逆自乗・逆三乗で減る事はありません(真空の場合とは全く違います)。たとえば煙突から出る煙を見て頂ければ分かりますが、風の弱い日(煙突の高さで5m/秒以下)だと、ソーセージ状の煙のくびれが距離と共にハッキリして、その為、高濃度の部分が距離の割にあまり拡散しない事が見て取れると思います。
このような高濃度ダストは原発現場でも高濃度の放射能を出しますから、現場で非常に高い値を記録したら、その風下の人間は緊急に室内に退避しなければなりません。その警報が届くまでに2時間見積もる必要があり、そこから80km圏という数字が簡単に出て来ます。ちなみに、こういう警報は日本語で出されますから、日本人(現状では1時間以内で対応すると思われる)と外国人とでは避難の速さが違い、その為に日米での退避半径が違うと考えられます(もちろん、避難範囲を広げると国が後日保証しなければならない人が多くなる、という事情もあるかも知れませんが、そういう政治的・裁判手管的考察はここではしません)。
ここで風向きをどう知るかが問題になります。要領は花粉予想や煤煙予想と同じなので、気象庁で出来るはずですが、残念ながらそこまで至っていません。ですが、海外の研究所がこの予報を出しています。日本全体のシミュレーションは
ノルーウェー気象研究所(http://transport.nilu.no/products/fukushima)
が出していて、例えば地表のどこにダストが届くかは これ です。
http://transport.nilu.no/products/browser/fpv_fuku?fpp=conc_I-131_0_;region=Japan
上述したようにかなり長い距離をダストが塊の形を保ったまま流れているのが分かると思います。この予報は ノルーウェー気象研究所(http://www.yr.no/)の風向き予報(例えば東京だと これhttp://www.yr.no/place/Japan/Tokyo/Tokyo/)に基づいています。
もちろん、予報と実際の値は得てして違います。ですから、実際の地上での風向き(アメダスなどの観測値)も見る必要があります。この場合、地表から上空1km程度まで、風向きがゆっくりと時計回りに変わる事(エクマン螺旋といいます)を考慮して、誤差を最大120度と見積もると、地表風向きに対して(上から見て)時計回りに90度、反時計回りに30度の範囲が風下に当たります。
さて、では福島原発での放射能の値がどれだけ上がったら室内退避をすべきでしょうか? 急速に運ばれた放射性ダストが、例えば朝凪夕凪になって居住圏にジグザグしながら浮遊するとして、2時間を想定すれば50ミリSv/時が危険値です。つまり
(5) もしも原発の近くで50ミリSv/時を越えたら風下100km以内(時計回り90度、反時計回り30度の扇形)の人は緊急に屋内に退避し、100km以上でも近くの放射能値情報に随時注意する = 赤信号。
ちなみに無理やり居住地から脱出する必要は余りありません。想定外の爆発でなければ、様子を見て(1)〜(4) に従って判断すれば良いと思います。
では警戒値はどの程度になるでしょうか? この場合、原発での測定が一ヶ所であることを考慮しなければなりません。局所的な高放射能雲なので、一桁の誤差を見積もる必要があります。従って、緊急避難値の1割の5ミリSv/時という事になりますが、この位の値になると、原発正門(測定値のある所)では、事故現場からの直接放射の量が大きくて、浮遊性ダスト起源と区別がつきません。こういう時は変動幅を使うのが常套です。つまり
(6) もしも原発の場所で急に5ミリSv/時以上の変動が見られたら、風下100km以内(時計回り90度、反時計回り30度の扇形)の人はなるべく屋内に退避し、100km以上でも近くの放射能値に随時注意する = 黄信号。
となります。補則として、スモッグの時の対策と同じく
(7) 居住地で黄信号の場合、朝凪や夕凪(あるいは霧の発生し易い天気下)は外出を控える = 赤信号。
というのも加えておきます。どんなに急速にダストが溜まるか分からないからです。
最期に、気象庁と原子力保安院への提言です。原発サイトの回りでの放射性ダストの分布を推定する為に
(a) 原発を取り巻くような形で500m程度離れた地点での放射能モニターを至急設置して欲しい。
(b) ダストと風の垂直分布(ダストが何処まで高く昇るのかが決定的に重要です)を推測する為に、気象ゾンデに放射能モニターを積んで、毎日数回、原発サイトの近くで打ちあげて欲しい。
(c) 原発地点の近くの高い所で、常時発煙筒を焚いて欲しい。この煙の行き先から放射性ダストの向かう方角がある程度わかる
これらの情報があるだけで、放射性ダストの行き先の予測が非常に楽になります。
あと、気象庁を中心にして、土壌汚染の概算の為に
(d) 原発の場所から出た放射性物質の総量を放射能と風向きの観測値
http://www.news-pj.net/
から大雑把(桁の精度)で見積もって欲しい
と思います。具体的には下記の手法です(これは案ですので、改善案を持っておられる方はご連絡ください)。
各観測地点で、それぞれ放射性ダストが空全体(半球)に一様に広がっていると仮定すると、それから放射線源(物質不特定)の密度が出てきます(土壌からの放射線量は空中からの放射線量に比べて無視できる)。もしもダストの半減期(いろいろ混合しているけど、思い切って8時間、8日のそれぞれについて場合分けするのが簡単だと思う)と上空の風速が分かれば、この放射線源のfluxが分かります。これを原発を取り巻くようにして積分すると放射線源の排出量(単位時間あたり)が推定出来るし、これを異なる距離で比較して、更に雨による落下の効果を考慮すると、地上に落ちてしまった放射線源の量(単位時間あたり)が推定できます。そして、これらを3月12日から積分すると総量が出てきます。検証のために実際の土壌の放射線量と比較する必要はありますが、とにかく観測値から概算は不可能ではありません。水源地の土壌を全部調べるには膨大な時間がかかりますので、概算は役に立つと思います。ここで重要なのは上空の風速のデータですので、日本の気象関係者にお願いしたいと思います。
written 2011-3-18
revised 3-19:(1)と(2)を追加
revised 3-21:(5)、(6)、(a)、(b)を追加、放射性ダストの流れの予報サイトを追加、(1)〜(4)に『居住地近くで』を追加、安全基準値に関するミスを修正。
revised 3-22:第2項の説明を簡素化、第3項の説明を修正、(7)と(c)を追加、放射能値リンク追加、 ICRP(国際放射能安全委員会)リンク追加。
revised 3-23:土壌汚染に関して(d)を追加。
山内正敏
スウェーデン国立スペース物理研究所(IRF)
(日本の研究者が研究室と学会(被災地の研究室)の復旧で手一杯のようですので、海外の私が敢えて発信する事にしました。修正に当たっては多くの方のコメントに感謝します)
追記(22日夕方):電源復活に伴って燃料棒が全て水に埋もれる見込みが出てきて少しホッとしています。燃料棒が水没してくれたら、ダストの量が大きく減るはず(確証はないけれど)だからです。
===========================================
単位について(Gy と Sv)
Sv = Q x Gy
で大抵は Q=1 です。但し、ソースの近く(原子炉の近くとか、放射性ダストの近く)では中性子の事があり、その場合はQ=10程度(エネルギーによって数値が少し違う)です。
2011年03月23日
2歳未満の子供は約5,500 Bqで許容線量超える
フランスの独立の放射能測定団体CRIIRAD*が、日本で公表された茨城県産農産物の放射能測定結果にもとづく評価を発表しています。以下その仮訳です。
* チェルノブイリ原発事故のさいのフランス政府情報操作に対抗して、独立の立場からの放射能に関する情報を市民に提供することを目的に設立されたNPO。環境保護NPOとして国の認定を受けており、ローヌ-アルプ地域圏、ドローム県、イゼール県、アヴィニヨン市など多数の自治体と環境放射能測定や放射能に関する啓発活動、放射線防護などの委託契約を結んでいる。2006-07には仏領ポリネシア政府の要請で、モルロアでのフランス核実験の影響調査を行っている。
---------------------------------
CRIIRAD (放射能独立研究情報委員会)コミュニケ
2011年3月20日9時発表
日本における食品の放射能汚染
Contamination radioactive des aliments au Japon
本日3月20日(日)朝、多くのフランスのメディアが、「福島第一原発の近隣市町村産の食品の一部に放射能の痕跡が検出された」との情報を報道しており、汚染は危険のないレベルとみられるとしている。
この情報は間違っている。
食品の分析結果がようやく公表された(ホウレンソウやサラダ菜のような食品は1週間以上前から放射能を受けている)。公表された数値はまだ非常に(あまりにも)部分的なものだが、放射能の強さを知る手がかりになる。
- 非常に高い汚染レベル(これは放射能の「痕跡」というものではない)がホウレンソウから検出された:ヨウ素131が6,100 Bq/kg~15,020 Bq/kg(平均10,450 Bq/kg)。
- 試料採取地点は福島第一原発近隣の市町村ではなく、茨城県の原発の南約100kmにある7市町村である。
- 5歳の子供の場合、ヨウ素131を10,000 Bq摂取しただけで年間許容量の1 mSvに達してしまう。2歳未満の子供の場合、約5,500 Bq(茨城県産のホウレンソウに含まれる放射能よりもはるかに低い値)で許容線量に達する。
- 汚染された食品(葉もの野菜、牛乳、生チーズなどの危険食品)は、「危険がない」と言えるものではなく、消費しないよう回収すべきである。もちろん、被曝線量は高いものではなく、いますぐ危険というものではなく、福島原発の対策にあたっている作業員たちの被曝レベルに比べればはるかに低い。しかし、だからといって防護対策が必要ないことにはならない。汚染食品の摂取による汚染の上に、放射性のガスやエアロゾルの吸入、原発からの放出物や地面に堆積した放射能による被曝も加わるからだ。
原文はこちら: http://www.criirad.org/actualites/dossier2011/japon/communique2003_japon.html
* チェルノブイリ原発事故のさいのフランス政府情報操作に対抗して、独立の立場からの放射能に関する情報を市民に提供することを目的に設立されたNPO。環境保護NPOとして国の認定を受けており、ローヌ-アルプ地域圏、ドローム県、イゼール県、アヴィニヨン市など多数の自治体と環境放射能測定や放射能に関する啓発活動、放射線防護などの委託契約を結んでいる。2006-07には仏領ポリネシア政府の要請で、モルロアでのフランス核実験の影響調査を行っている。
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CRIIRAD (放射能独立研究情報委員会)コミュニケ
2011年3月20日9時発表
日本における食品の放射能汚染
Contamination radioactive des aliments au Japon
本日3月20日(日)朝、多くのフランスのメディアが、「福島第一原発の近隣市町村産の食品の一部に放射能の痕跡が検出された」との情報を報道しており、汚染は危険のないレベルとみられるとしている。
この情報は間違っている。
食品の分析結果がようやく公表された(ホウレンソウやサラダ菜のような食品は1週間以上前から放射能を受けている)。公表された数値はまだ非常に(あまりにも)部分的なものだが、放射能の強さを知る手がかりになる。
- 非常に高い汚染レベル(これは放射能の「痕跡」というものではない)がホウレンソウから検出された:ヨウ素131が6,100 Bq/kg~15,020 Bq/kg(平均10,450 Bq/kg)。
- 試料採取地点は福島第一原発近隣の市町村ではなく、茨城県の原発の南約100kmにある7市町村である。
- 5歳の子供の場合、ヨウ素131を10,000 Bq摂取しただけで年間許容量の1 mSvに達してしまう。2歳未満の子供の場合、約5,500 Bq(茨城県産のホウレンソウに含まれる放射能よりもはるかに低い値)で許容線量に達する。
- 汚染された食品(葉もの野菜、牛乳、生チーズなどの危険食品)は、「危険がない」と言えるものではなく、消費しないよう回収すべきである。もちろん、被曝線量は高いものではなく、いますぐ危険というものではなく、福島原発の対策にあたっている作業員たちの被曝レベルに比べればはるかに低い。しかし、だからといって防護対策が必要ないことにはならない。汚染食品の摂取による汚染の上に、放射性のガスやエアロゾルの吸入、原発からの放出物や地面に堆積した放射能による被曝も加わるからだ。
原文はこちら: http://www.criirad.org/actualites/dossier2011/japon/communique2003_japon.html

2011年03月22日
電気が足りないのは火力発電所も崩壊した為
日本の火力発電所は、現在半分以上休止しています(震災と関係なく)、
それは、原発を推進するという政策のためにです。
実際には、それらをフル稼働させれば、真夏のピーク時でさえ停電は起きません。
実際に、約8年前、原発がほとんど点検で止まった時、ピーク時にその電力
供給量を需要は越えませんでした。さらに電力価格体系(企業は使えば使うほど
単価が安くなるシステム)を見直し、少し省エネすれば、さらに余裕ができます。
遅くても、2050年には自然エネルギー100%の世界にならざるを得ないのですから
この機会に自然エネルギーの導入を急いでもらいたいですね。
イギリスで、32GW(ギガワット)というとてつもない規模の洋上風力発電計画が進んでいます。
それを受注した企業は日本の三菱重工だという。なぜ日本でこれができないのか
甚だ疑問というか。政府のおろかさが分かると言うものだろう。
英国政府が、とてつもない規模の風力発電計画を進めている
http://rainbow.gr.jp/news/Frame-1.htm#501b
http://www.nikkei.com/tech/ecology/article/g=96958A9C93819499E2E1E2E0888DE2E1E2E0E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;p=9694E3E3E2E7E0E2E3E2E0E0E2E7
http://rainbow.gr.jp/news/Frame-1.htm#528a
三菱重工、世界の洋上風力発電に挑む
http://www.nikkei.com/tech/ecology/article/g=96958A9C93819499E3E2E2E0E08DE3E2E2E1E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;p=9694E3E3E2E7E0E2E3E2E0E0E2E7
http://rainbow.gr.jp/news/Frame-1.htm#512a
それは、原発を推進するという政策のためにです。
実際には、それらをフル稼働させれば、真夏のピーク時でさえ停電は起きません。
実際に、約8年前、原発がほとんど点検で止まった時、ピーク時にその電力
供給量を需要は越えませんでした。さらに電力価格体系(企業は使えば使うほど
単価が安くなるシステム)を見直し、少し省エネすれば、さらに余裕ができます。
遅くても、2050年には自然エネルギー100%の世界にならざるを得ないのですから
この機会に自然エネルギーの導入を急いでもらいたいですね。
イギリスで、32GW(ギガワット)というとてつもない規模の洋上風力発電計画が進んでいます。
それを受注した企業は日本の三菱重工だという。なぜ日本でこれができないのか
甚だ疑問というか。政府のおろかさが分かると言うものだろう。
英国政府が、とてつもない規模の風力発電計画を進めている
http://rainbow.gr.jp/news/Frame-1.htm#501b
http://www.nikkei.com/tech/ecology/article/g=96958A9C93819499E2E1E2E0888DE2E1E2E0E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;p=9694E3E3E2E7E0E2E3E2E0E0E2E7
http://rainbow.gr.jp/news/Frame-1.htm#528a
三菱重工、世界の洋上風力発電に挑む
http://www.nikkei.com/tech/ecology/article/g=96958A9C93819499E3E2E2E0E08DE3E2E2E1E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;p=9694E3E3E2E7E0E2E3E2E0E0E2E7
http://rainbow.gr.jp/news/Frame-1.htm#512a

2011年03月22日
放射性雲
2011年03月22日
原発震災が起こることは予見出来ていた。
2011年3月20日 【岩上チャンネル】岩上安身×佐藤栄佐久
あまりに情けない日本の原発事情。経産省官僚も議員も責任をとって脱原発へ向けて自然エネルギー導入が促進されるシステム構築に励んでほしいものです。
あまりに情けない日本の原発事情。経産省官僚も議員も責任をとって脱原発へ向けて自然エネルギー導入が促進されるシステム構築に励んでほしいものです。
2011年03月21日
今朝、福島第一原発で何らかの光。外出は最悪。
東電と保安院の2画面中継をみています。
http://www.ustwrap.info/multi/3532343::6599253
今朝、福島第一原発で何らかの光が上がったとの報告があり、
茨木などの観測で放射線量が異常に上昇しました。
http://www.houshasen-pref-ibaraki.jp/present/6HP30grf.html
そして、風向きは関東に向いています。
http://www.spiegel.de/panorama/0,1518,bild-192707-751072,00.html
今日の雨で関東地方の土壌汚染は確実ですね。
外出も控えたほうがいいと思います。
http://www.ustwrap.info/multi/3532343::6599253
今朝、福島第一原発で何らかの光が上がったとの報告があり、
茨木などの観測で放射線量が異常に上昇しました。
http://www.houshasen-pref-ibaraki.jp/present/6HP30grf.html
そして、風向きは関東に向いています。
http://www.spiegel.de/panorama/0,1518,bild-192707-751072,00.html
今日の雨で関東地方の土壌汚染は確実ですね。
外出も控えたほうがいいと思います。
2011年03月21日
隠された被爆労働~日本の原発労働者
イギリス channel4 1995年
YouTube - 隠された被爆労働~日本の原発労働者1
YouTube - 隠された被爆労働~日本の原発労働者2
YouTube - 隠された被爆労働~日本の原発労働者3
私たちの知らないところで、弱者を被爆させ、殺害することでなりたってきたのが原子力発電なら
原発はすべて廃止することが必要でしょう。今後、マスコミの世論誘導に注意が必要かと思います。
YouTube - 隠された被爆労働~日本の原発労働者1
YouTube - 隠された被爆労働~日本の原発労働者2
YouTube - 隠された被爆労働~日本の原発労働者3
私たちの知らないところで、弱者を被爆させ、殺害することでなりたってきたのが原子力発電なら
原発はすべて廃止することが必要でしょう。今後、マスコミの世論誘導に注意が必要かと思います。
2011年03月21日
日本の原発奴隷
エル・ムンド[EL MUNDO:スペインの新聞 ]2003.6.8
調査報告/原子力発電所における秘密
日本の原発奴隷
http://www.jca.apc.org/mihama/rosai/elmundo030608.htm

2011年03月20日
東電小森常務、福島第一原発の放射能が人が死ぬと認める
http://vkteer.blogspot.com/2011/03/blog-post_19.html
The moment nuclear plant chief WEPT as Japanese finally admit that radiation leak is serious enough to kill people
小森明生常務が(福島第一の)放射性漏れは人が死にいたるレベルであることをとうとう認めた。
2011年03月19日
原発は内部被曝を隠すことで成り立ってきたシステムである
聞いていて只々恐ろしい。如何に私たちは愚かだったのか。

【緊急生放送】 東北関東大震災 いま何が起きているのか PART1
【緊急生放送】 東北関東大震災 いま何が起きているのか PART2
マル激トーク・オン・ディマンド 第518回(2011年03月18日)
【緊急生放送】 東北関東大震災 いま何が起きているのか
http://www.videonews.com/on-demand/511520/001763.php
司会:青木理(ジャーナリスト)、宮台真司(社会学者、首都大学東京教授)
ゲスト:飯田哲也氏(NPO環境エネルギー政策研究所所長)
報告:神保哲生(ジャーナリスト)
電話出演:佐藤栄佐久氏(前福島県知事)、矢ケ崎克馬氏(琉球大学名誉教授)ほか
===========以下転載
東北関東大震災の発生から1週間。判明した死者数は6900人を超え、阪神・淡路大震災を上回った。行方不明者も依然として1万人を超えている。多くの住民が物資や燃料が不足する過酷な避難生活を余儀なくされているのに加えて、地震発生後に緊急停止した福島第一原発は冷却機能を失い、放射性物質の大量放出に予断を許さない状況が続いている。
今週のマル激は、被災地を取材中の神保哲生に代わり青木理と宮台真司が司会を務め、前半は識者の電話出演を交えた福島原発事故の解説、後半は神保の被災地現地報告の二部に分け、東北関東大震災の最新情報を18日22:50より生放送でお伝えした。
原子力工学、原子力政策に詳しいNPO環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也氏は、使用済み燃料を水中に沈めるのが肝心であり、自衛隊の放水は外から水を掛けるだけのため、「壮大な焼け石に水作戦」で茶番だと言う。政府はいま起きていることの意味や起きうる事態の可能性の幅を丁寧に説明し、最悪の事態を想定した計画を立てるべきだが、それがなされていない、現実が先を行ってしまい、政府も専門家も後追いしているなどと指摘し、「とにかくパニックをあおらない」という愚民政策、「大丈夫だからさわぐな」という子ども扱いのパターナリズムなど、これまで日本がどのように統治されてきたかが今回の原発事故の対応に如実に表れている、と話した。
前福島県知事の佐藤栄佐久氏は、地震・津波による被害は天災としか言いようがないが、原発事故は「人災」だと断じる。県知事として国の原子力行政と渡り合った経験から、原子力政策は原発を持つ自治体の長であってもタッチすることはできず、国会議員ですら蚊帳の外であったと話す。今回の事故は、東電、作業員の問題ではなく、原子力安全委員会、経産省(エネルギー庁、原子力安全・保安院)などが原発を推進してきた政府のシステム全体の問題であり、けっして天災ではないと話す。
放射線の人体への影響に詳しい、琉球大学名誉教授の矢ヶ崎克馬氏は、政府の20キロ退避指示は「内部被曝」を考慮していない点で妥当ではないとの立場だ。原子炉内から出る放射線が影響を与えるのは近隣だけだが、懸念すべきなのは原発から放出される放射性物質だ。放射線物質は風に乗って遠くに飛ぶ可能性があり、それ自体が放射線を発する。その放射線物質が体の中に入れば「内部被曝」を起こす。燃料棒から出る放射線は確かに遠くまで飛ぶ事はないが、放射性物質は風によって遠くまで運ばれ、放射線を出す。その二つが、ごちゃまぜになって「離れていれば大丈夫」と説明されているのは、説明不足だという。
たとえば東京に住んでいる人も、現時点で放射性物質を体に取り込まないよう注意する必要がある。具体的には、マスクの着用、外出後シャワーを浴びる、放射線物質の付着しにくいつるつるした素材の上着を着る、上着をはたいて袋に入れ室内に放射性物質のほこりを広げない、降ってくる雨や雪には直接当たらないなどの対処が有効だと言う。
矢ヶ崎氏はまた、たとえ癌になっても、福島原発が原因だと証明することは極めて難しいと言う。しかし、内部被曝について説明せず、政府や御用学者が「大丈夫だ」とまやかしの安全宣言をすることは止めるべきだと話す。
番組の後半は、直前に被災地の取材から戻った神保哲生が、ビデオリポートを交えて現地の様子を報告した。神保が訪れた宮城県・陸前高田市では複数の住民が、地震発生直後の防災無線で「津波は3m」と警告していたと証言したという。しかし、実際には15mもの津波が地域を襲ったために、海岸線から2~3キロ内陸に入ったエリアの住民に多くの犠牲者が出た。3メートルの津波警報は以前から何度も出されていたため、今度も自分のところまで波は届かないだろうと高をくくっていた住民が、結果的に多く被災した可能性が高いと見られる。
今回の地震と津波が、たとえ想定を超えるものであったとしても、被害を少しでも軽減することはできなかったのか。津波警報発令の数値の根拠や、海岸工学が専門の茨城大学三村信男教授のインタビューなどを通じて、ここまでの現地取材から見えてきたことを報告した。
(今週の番組は特別編成のため、無料で放送いたします。また、ニュース・コメンタリーはお休みしましたので、予めご了承下さい。)
プロフィール
青木 理あおき おさむ
(ジャーナリスト)1966年長野県生まれ。90年慶應義塾大学文学部卒業。同年共同通信社入社。大阪社会部、成田支局、東京社会部、外信部、ソウル特派員などを経て06年退社。著書に『日本の公安警察』、『国策捜査』、『絞首刑』など。
飯田 哲也いいだ てつなり
(NPO環境エネルギー政策研究所所長)1959年山口県生まれ。83年京都大学工学部原子核工学科卒業。同年神戸製鋼入社。電力中央研究所勤務を経て96年東京大学大学院先端科学技術センター博士課程単位取得満期退学。00年NPO法人環境エネルギー政策研究所を設立し、現職。92~06年日本総合研究所主任研究員を兼務。90~92年スウェーデンルンド大学環境エネルギーシステム研究所客員研究員。著書に『北欧のエネルギーデモクラシー』、編著に『自然エネルギー市場』、共著に『日本版グリーン革命で雇用・経済を立て直す』など。
佐藤 栄佐久さとう えいさく
(前福島県知事)1939年福島県生まれ。63年東京大学法学部卒業。日本青年会議所地区会長、同副会頭を経て、83年に参議院議員選挙で初当選。87年大蔵政務次官。88年、福島県知事選挙に出馬し当選。第5期18年目の06年に辞職後、ダム工事発注をめぐる収賄容疑で逮捕・起訴。著書に『知事抹殺 つくられた福島県汚職事件』。
矢ヶ崎 克馬やがさき かつま
(琉球大学名誉教授)1943年東京都生まれ。67年名古屋工業大学計測工学科卒業。74年広島大学大学院理学研究科博士課程物性学専攻単位取得満期退学。理学博士。74年琉球大学理学部教授、09年退職。03年より、原爆症認定集団訴訟で「内部被曝」について証言。著書に『隠された被曝』など。
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【緊急生放送】 東北関東大震災 いま何が起きているのか PART1
【緊急生放送】 東北関東大震災 いま何が起きているのか PART2
マル激トーク・オン・ディマンド 第518回(2011年03月18日)
【緊急生放送】 東北関東大震災 いま何が起きているのか
http://www.videonews.com/on-demand/511520/001763.php
司会:青木理(ジャーナリスト)、宮台真司(社会学者、首都大学東京教授)
ゲスト:飯田哲也氏(NPO環境エネルギー政策研究所所長)
報告:神保哲生(ジャーナリスト)
電話出演:佐藤栄佐久氏(前福島県知事)、矢ケ崎克馬氏(琉球大学名誉教授)ほか
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東北関東大震災の発生から1週間。判明した死者数は6900人を超え、阪神・淡路大震災を上回った。行方不明者も依然として1万人を超えている。多くの住民が物資や燃料が不足する過酷な避難生活を余儀なくされているのに加えて、地震発生後に緊急停止した福島第一原発は冷却機能を失い、放射性物質の大量放出に予断を許さない状況が続いている。
今週のマル激は、被災地を取材中の神保哲生に代わり青木理と宮台真司が司会を務め、前半は識者の電話出演を交えた福島原発事故の解説、後半は神保の被災地現地報告の二部に分け、東北関東大震災の最新情報を18日22:50より生放送でお伝えした。
原子力工学、原子力政策に詳しいNPO環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也氏は、使用済み燃料を水中に沈めるのが肝心であり、自衛隊の放水は外から水を掛けるだけのため、「壮大な焼け石に水作戦」で茶番だと言う。政府はいま起きていることの意味や起きうる事態の可能性の幅を丁寧に説明し、最悪の事態を想定した計画を立てるべきだが、それがなされていない、現実が先を行ってしまい、政府も専門家も後追いしているなどと指摘し、「とにかくパニックをあおらない」という愚民政策、「大丈夫だからさわぐな」という子ども扱いのパターナリズムなど、これまで日本がどのように統治されてきたかが今回の原発事故の対応に如実に表れている、と話した。
前福島県知事の佐藤栄佐久氏は、地震・津波による被害は天災としか言いようがないが、原発事故は「人災」だと断じる。県知事として国の原子力行政と渡り合った経験から、原子力政策は原発を持つ自治体の長であってもタッチすることはできず、国会議員ですら蚊帳の外であったと話す。今回の事故は、東電、作業員の問題ではなく、原子力安全委員会、経産省(エネルギー庁、原子力安全・保安院)などが原発を推進してきた政府のシステム全体の問題であり、けっして天災ではないと話す。
放射線の人体への影響に詳しい、琉球大学名誉教授の矢ヶ崎克馬氏は、政府の20キロ退避指示は「内部被曝」を考慮していない点で妥当ではないとの立場だ。原子炉内から出る放射線が影響を与えるのは近隣だけだが、懸念すべきなのは原発から放出される放射性物質だ。放射線物質は風に乗って遠くに飛ぶ可能性があり、それ自体が放射線を発する。その放射線物質が体の中に入れば「内部被曝」を起こす。燃料棒から出る放射線は確かに遠くまで飛ぶ事はないが、放射性物質は風によって遠くまで運ばれ、放射線を出す。その二つが、ごちゃまぜになって「離れていれば大丈夫」と説明されているのは、説明不足だという。
たとえば東京に住んでいる人も、現時点で放射性物質を体に取り込まないよう注意する必要がある。具体的には、マスクの着用、外出後シャワーを浴びる、放射線物質の付着しにくいつるつるした素材の上着を着る、上着をはたいて袋に入れ室内に放射性物質のほこりを広げない、降ってくる雨や雪には直接当たらないなどの対処が有効だと言う。
矢ヶ崎氏はまた、たとえ癌になっても、福島原発が原因だと証明することは極めて難しいと言う。しかし、内部被曝について説明せず、政府や御用学者が「大丈夫だ」とまやかしの安全宣言をすることは止めるべきだと話す。
番組の後半は、直前に被災地の取材から戻った神保哲生が、ビデオリポートを交えて現地の様子を報告した。神保が訪れた宮城県・陸前高田市では複数の住民が、地震発生直後の防災無線で「津波は3m」と警告していたと証言したという。しかし、実際には15mもの津波が地域を襲ったために、海岸線から2~3キロ内陸に入ったエリアの住民に多くの犠牲者が出た。3メートルの津波警報は以前から何度も出されていたため、今度も自分のところまで波は届かないだろうと高をくくっていた住民が、結果的に多く被災した可能性が高いと見られる。
今回の地震と津波が、たとえ想定を超えるものであったとしても、被害を少しでも軽減することはできなかったのか。津波警報発令の数値の根拠や、海岸工学が専門の茨城大学三村信男教授のインタビューなどを通じて、ここまでの現地取材から見えてきたことを報告した。
(今週の番組は特別編成のため、無料で放送いたします。また、ニュース・コメンタリーはお休みしましたので、予めご了承下さい。)
プロフィール
青木 理あおき おさむ
(ジャーナリスト)1966年長野県生まれ。90年慶應義塾大学文学部卒業。同年共同通信社入社。大阪社会部、成田支局、東京社会部、外信部、ソウル特派員などを経て06年退社。著書に『日本の公安警察』、『国策捜査』、『絞首刑』など。
飯田 哲也いいだ てつなり
(NPO環境エネルギー政策研究所所長)1959年山口県生まれ。83年京都大学工学部原子核工学科卒業。同年神戸製鋼入社。電力中央研究所勤務を経て96年東京大学大学院先端科学技術センター博士課程単位取得満期退学。00年NPO法人環境エネルギー政策研究所を設立し、現職。92~06年日本総合研究所主任研究員を兼務。90~92年スウェーデンルンド大学環境エネルギーシステム研究所客員研究員。著書に『北欧のエネルギーデモクラシー』、編著に『自然エネルギー市場』、共著に『日本版グリーン革命で雇用・経済を立て直す』など。
佐藤 栄佐久さとう えいさく
(前福島県知事)1939年福島県生まれ。63年東京大学法学部卒業。日本青年会議所地区会長、同副会頭を経て、83年に参議院議員選挙で初当選。87年大蔵政務次官。88年、福島県知事選挙に出馬し当選。第5期18年目の06年に辞職後、ダム工事発注をめぐる収賄容疑で逮捕・起訴。著書に『知事抹殺 つくられた福島県汚職事件』。
矢ヶ崎 克馬やがさき かつま
(琉球大学名誉教授)1943年東京都生まれ。67年名古屋工業大学計測工学科卒業。74年広島大学大学院理学研究科博士課程物性学専攻単位取得満期退学。理学博士。74年琉球大学理学部教授、09年退職。03年より、原爆症認定集団訴訟で「内部被曝」について証言。著書に『隠された被曝』など。
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